「そうだ、フェスタしよう!」
思いつきはそんな感じでした。
心理士という仕事柄、いろんな親子の苦しい様子・辛い様子を見てきました。
カウンセリングという限られた時間でできることは本当に些細なことで…
スッキリしてもらえても、家に帰れば元通りという話をたくさん聞いてきました。
子どもとの関わり方をお伝えしても、実践できる方はほんのわずかで。
だからと言って、お宅訪問して指導するわけにもいかず…
親も子も、心から楽しめるようになったらいいな〜
ストレスを感じずに、お互いが楽しめる方法があったらいいな〜とずっと考えていました。
そんな悶々とした心理士キャリアの中でコロナ禍。
正直、私は楽しかったです。
毎日我が子らとのんびり、たっぷり時間を使えて、
1日があっという間!
このままステイホームでいいじゃん!
と思ったほどでした。
しかし…周りを見ると、みんながみんなそうではなく、
「早く学校に行ってくれ〜」
という類の投稿がSNSで飛び交い、
めんどくさいからゲーム与えた…YouTube先生に頼りっきり…という状況があることを知った。
また、虐待が増加しているという報告も出てきて…
私にできることは何か?何か?何か?
再び悶々と考える日々を過ごしました…
そして降って湧いた「フェスタしよう!」となったわけです。
コロナ疲れも出てきた頃、ちらほらイベントが再開し始めたのを受け、
フェスタの開催に向けて動き始めました。
地元の公園で開催しようと準備を進めていたのですが、
立ちはだかるは「コロナ」
緊急事態となり、開催前日のキャンセルになっても対応できるようにしておいてください…
感染対策してください…
来場者リストを作ってください…
などなど、
イベント開催を辞めたくなるほどの制約がたくさん!
何度もめげそうになりましたが
「うちを使っていいよ〜」
といううどん屋の亭主の声かけに甘え
コロナフリーな環境で第1回を迎えることができました。
やってみた感想は「やってよかった!」
子どもが生き生きと楽しんでいる姿は、その親を幸せな気持ちにさせ、
そんな親の表情を見て、子どもは安心し…
こうやって親子の緊張は緩んでいくんだよね〜と感動したほどでした。
ママって笑うんだ…
ママって踊ったりふざけたりするんだ…
そんなことを呟いた子もいました。
子育てを頑張りすぎて、笑うことを忘れたママたちに
このフェスタを通して、子ども心を思い出してもらいたい!
それが結果的に我が子にいい影響が出ることも体感してもらいたい!
そして子どもたちには、安心して子どもらしくいてもらいたい!
このフェスタの意義を強く感じ、毎年開催することを仲間と決心したのでした。
このように個人的な「思い」で始まったイベント。
経費は全てポケットマネーというところから、
毎年開催となると、それなりに経費が増え、
見えていなかった経費も見え始め、
個人では抱えられない…という状況になり、
子育てを支えていくれるシステム、環境作りが必要だと視野が広がりました。
社会全体で子育てをする!
その実現のために、子育て当事者からの参加料で賄うのではなく、賛同者・協力者の支援を得ながら開催できたらとの考えに至りました。
今年で4回目。
親子の笑顔のための環境づくりに賛同いただける仲間が増えることを願い、ご協力をお願いします。
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